ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れて、体調不良や寝不足などを招きやすくなります。看護師がよい仕事を提供するためには、何よりも体調管理が大切です。そのためにはストレスをなるべく溜めないことが重要であり、普段からストレス耐性を高めておく工夫も必要になります。例えばよく笑う人はストレスを溜め込みにくく、ポジティブな思考を維持できる傾向にあります。楽しい時や面白い時は自然と笑顔が出ますが、笑顔になることでさらに楽しくなってくるといった気持ちの面に与える影響も少なからずあるでしょう。そのため、たとえ作り笑いであっても、それを繰り返しているとポジティブ思考に傾いてくることがあります。理由は、笑うと副交感神経が優位になり、心身がリラックスした状態になると考えられているからです。心身共にリラックスしていると睡眠の質も高まりやすくなり、効率よくストレスを解消できます。
ストレスのデメリットは免疫力を低下させてしまうことです。免疫が低下すると病気にかかりやすくなったり、肌のバリア機能が低下して肌荒れが起こったりします。つまり、健康のためにも美容のためにもデメリットとなるため、ストレスを自覚したら解消する対策が必要です。看護師は非常にストレスを溜め込みやすいのが特徴的な職業でもあります。対人関係が大きなストレスになるという人も多いでしょう。コミュニケーションスキルに優れた人はストレスを感じにくい性質を持っていますが、対人関係は相手があって成立する以上、自分でできる対策は限られてきます。コミュニケーションスキルを磨くと同時に、自分なりのストレス解消法を見つけることも重要です。また、解消法以外にも免疫力を高めるといった対策をとってみるのもよいでしょう。院内感染を防ぐためには自身の免疫力を高めておくのが重要です。免疫力の仕組みや高める方法、アメリカで実施されている対策法など、さまざまな情報が紹介されている<感染予防&免疫力UP講座>も参考にしてみるとよいでしょう。